緊急事態宣言で本番中止…公開収録へ。

突然の25日からの緊急事態宣言。29日からかと思っていましたが…。私たちの公演を行うホールも24日昼になり、閉鎖が決まりました。

まさかの出来事に呆然とする人、泣き出してしまう人、怒りに震える人…みんな大人も子供もショックでどうしたらよいのか混乱するばかりでした。

先生のご判断で急遽、公開収録を行うことにしました。お越しいただきたいと、それぞれの団員は知人に、チケット係は一般でお求めくださった方々に、一斉に連絡を始めました。

連絡すると、「くじけないで!いまからすぐ応援にいくよ」「大変だと思うけど楽しみに急いで行くから頑張って」「いま向かってます!」など、心強いメッセージをたくさんいただきました。

開場する時間になると
信じられないくらいたくさんの方々が集まってくださっていました!

涙。

どちらのゲネプロも、子どもたち、いつもより輝いて、悲しみを力に変えているように見えました。一人ひとりがこの事態にまけないぞという気迫を持ってステージに立っているようでした。

お客様はたくさんの拍手や笑いでステージに立つ子どもたちを励ましてくれました。

普通の、予定通りだったらありえなかったような、あたたかく、力強く、輝きを放つ、奇跡のような時間でした。こんな素晴らしい、そこにあつまるひとが一つの思いになる瞬間なんて、人生でそうそうないような気がしました。客席とステージが響き合う、舞台の喜びに満ちていました。

悲しみを分かち合うこと、喜びをふくらませること…一人で立ち上がることができない時は支えてあげること…

桃太郎のフィナーレで歌われるこの歌詞の意味が、本当に深く、強く、胸に響きました。

応援してくださったみなさん。こんな素晴らしい1日をくださった先生方、BDPのスタッフの皆様。本当にありがとうございました!そして子どもたち、誇りに思います。お疲れ様でした!

0コメント

  • 1000 / 1000